「今日は手持ちのお金に余裕があるから20スロで勝負!」「給料前で余裕が無いので今日は5スロを打とう」と、パチスロを打っている方にとっては何でもない台詞です。
しかしパチスロ超初心者の中には、20スロや5スロ、また10スロと詳しい意味を知らない方もいると思います。なんとなく知っていても3パターンで遊べるぐらいでしょうか。
そこで今回はこれからパチスロを始めようと思っている超初心者さんの為に、20スロや10スロ、そして有名な5スロなどについて詳しく説明していきます!
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5スロ、10スロ、20スロの言葉の意味は?
まずは5スロや20スロといった言葉の意味についてですが、これは「メダル1枚借りるのに必要な金額」を意味しています。20スロならメダル1枚20円。つまり1000円で50枚の貸し出しになります。
同じく5スロは1枚5円なので1000円で200枚の貸し出しに。5スロの場合は枚数が多くなるので、店舗によっては1プッシュ100枚500円で貸し出しの場合もあります。
もうお分かりですね。そうなると10スロの場合ですと1000円で100枚借りることができます。基本的にホールで多く見かけるのは20スロと5スロがメインとなります。
低貸し専門店などになると、10スロや2スロ、2.5スロなど様々なレートが存在します。分かりやすく表にして書くと
種別 | 枚数 |
---|---|
20スロ | 50枚 |
10スロ | 100枚 |
5スロ | 200枚 |
2.5スロ | 400枚 |
2スロ | 500枚 |
※1000円辺りの枚数
このようになります。
これに加え最近では等価交換が規制されている地域では、20スロットよりレートの高い21.3円スロットである1000円で47枚貸し出しの店舗が増えてきています。
この場合になると言い方はそのままですが「21.3スロ」という言い方となります。
5スロ・20スロの換金率について
数年前までは等価交換が換金率の基本となっていましたが、最近は規制の影響もあり等価交換の店舗はかなり減っています。これは地域差がありますがかなり等価交換は減っています。
20スロの場合、店側は1000円で50枚貸し出し、お客が換金する時は56枚で1000円の換金率が現在のメインとなっています。5スロの場合はその4倍の枚数を1000円で貸し出しているので、換金する時も4倍の224枚で1000円がメインの換金率です。
現在はそのような換金率が多くなってきていますが、5スロの出始めは換金率が悪く1000円で200枚貸し出して換金する時は、300枚近く必要だった店舗もザラにありました。
20円スロットも15年程前までは7.8枚交換や7.2枚交換がメインだったので、その名残があったのかもしれませんね。ですが最近は20スロに合わせた換金率が基本となっている傾向です。
20スロは56枚で1000円、5スロは224枚で1000円が多くなっていますので、なので昔のように換金率が悪い店はほとんどありません。(20スロの換金率が悪い店の場合は5スロの換金率も悪い場合が多いです)
ちなみに先ほど少し紹介した1000円47枚交換の店舗の場合、約47枚で1000円や50枚で1000円など換金差もありますが、5スロの交換率もそれに合わせたような交換率になっているケースがほとんどです。
5スロ(低貸し)のメリット・デメリット
ホールのパチスロは基本的に20円スロットがメインとなっています。その20円スロットに比べ、5スロにはどういったメリットやデメリットがあるのでしょうか?
5スロのメリット
5スロ最大のメリットは少ない投資金額で遊べることです。最近ホールに増えている「6号機」と呼ばれるパチスロは、1000円あたりの50回転ほど回る台が多くなっている台が多いです。
5号機は1000円あたり30回転ちょっとしか回りませんでしたが、6号機になるとさらに天井(必ず当たるゲーム数)も1000G以下の浅い機種が多くなっています。
つまり5スロなら所持金がだいたい5000円くらいあれば、1回はあたりを引ける計算になります。20スロだと天井までその4倍の20000円ほど必要になってきます。
「サイフの中身がちょっと心もとないけどパチスロが打ちたい……」と言うときには5スロがおススメです。また勝ち負け度外視のファンにも5スロなど低貸しはおススメ。
最近はいろんな人気アニメとタイアップしているパチスロ業界。当然スロット、ギャンブルには興味ないけど、アニメには興味があるという人も少なくありません。
最近では「リゼロ」などがそうですね。リゼロが好きな人は多く、打ってみたいけど打ち方が分からない。ただ、アニメに興味があるからと言って「何万円も使って興味のないギャンブルをするのはちょっと……」と言う方も多いと思います。
そんな時は低貸しスロットを打ってゲーム感覚で楽しんでみてはどうでしょうか?5スロはもちろん、もっというなら2スロを打てばゲームセンターやソシャゲでお金を使うより安上がりで済むことも多々あります。
少額ですがギャンブルなのでビギナーズラックで勝つことも!パチスロオリジナルの演出やゲーム性を取り入れた台もあるので、アニメファンの方はいきなり20スロを打つのではなく、5スロや2スロから始めてみるのも良いと思います。
5スロのデメリット
5スロのデメリットは設定面で20スロに劣る事です。スロット未経験の方からすれば「そもそも設定って何?」と考えると思うので説明すると、スロットには基本的に6つの設定があります。
奇数設定・偶数設定で癖があったりもしますが、設定1は1番当たりにくく(打つ手に不利)設定2・3・4・5と順に上がっていき、設定6が1番当たりやすい(打ち手に有利)と考えてもらえれば大丈夫です。
この打ち手に有利な設定6など高設定と呼ばれるものが、20スロに比べて5スロは少なくなっていると言われています。中には「5スロは全部設定1の店ばかり」と言う人もいるようです。
さすがに全台設定1と言うような店は稀な例だと思いますが、5スロは低投資で遊べる店側の利益になりづらい存在なので、利益を上げるために設定を低くしているのは間違いないと思います。
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また5スロは最新機種の導入も少ないです。パチスロの最新台が入ると1度は打ってみたくなりますが、5スロに入るのはその台が登場してから数か月後が多くなっています。
中には最新台を入れる店舗もありますが、その場合でも1台か2台入れば良い方です。理由は先ほどと同じく利益の話しになるのですが、パチスロ機は決して安いものではありません。
だいたい1台50万円前後と言われています。半年ほど前は「Re:ゼロから始める異世界生活」のパチスロが人気で品薄になり、中古価格ですら200万超えと話題になったりもしました。
パチンコ屋はまずこの50万円を確実に回収しなければ利益があがりません。それでも20スロなら低設定を使えば短期間で回収できるのですが、これが5スロになると同じ低設定でも回収するのに20スロの4倍の時間がかかってしまいます。
当然パチスロにも旬の時期があり新台を導入しても更に新たな台が登場したりすると客足は落ちます。客足が落ちてからでは導入にかかった費用を回収するのは難しい。
下手すれば5スロの場合、新台入れ替えにかかった費用を回収する前に客がとんでしまうかもしれません。そういう事を考えると、新台を5スロに導入するのは店側にもリスクがあり、ほとんどの店舗では20スロである程度利益を出してから5スロへ移動するのが普通となっています。
5スロは設置台数が少ない
もう1つは5スロの設置台数が少ない事。5スロ専門店でもない限り店舗のスロットコーナーのメインはあくまで20スロであり、5スロコーナーは端の方にちょこんと用意されています。
しかしパチスロの稼働率の良い店舗では、むしろ20スロより5スロの方が稼働率が高かったりします。その結果、なかなか狙い台に座れない事も…。
稼働率が高いことはメリットとしても紹介しましたが、パチスロを打てないデメリットにもなり一長一短と言った感じです。
メダルが汚いというデメリットも
これは出玉的な問題とは違うのですが…20スロと5スロの併設店では、メダルを見分けるために種類の違うメダルを使っているのですが、私の経験上ほとんどの店で20スロより5スロのメダルの方が汚いです。
20スロはメダルの洗浄もしっかり行われており、打っていても手が汚れる事はほとんどないのですが5スロではそういう設備を使っていないのか、打ち終わると手が真っ黒になっていることも……。
もちろん全ての店舗で5スロのメダルが汚いという訳では無いと思うのですが、私の良くいく大型店舗でさえ5スロのメダルは汚れています。
まとめ
ここまで5スロと20スロの違いについて紹介してきましたが、結局は両方にメリットとデメリットがあり、どちらを打つかはその日のサイフの中身と相談と言った感じでしょうか。
大きく勝負したいのなら20スロがおススメですが、初心者でパチスロの事が良く分からなかったり目押しするのが不安な方は、まずは5スロなどの低貸しで練習するのがおススメです。
5スロといってもお金を使うギャンブル。打つからにはしっかりと客付きの良い店舗を探しましょう。