「甘デジっていうくらいなんだから少額で気楽に楽しめる」そう思っている人はいませんか?実は甘デジのボーダーラインを見てみると、ミドルスペックなどに比べてかなり辛い台も沢山あります。
何も知らずに打って「23回くらい回るから良い台だ!」なんて思っていると大怪我してしまう事も……今回は甘デジなのに甘くない!?ボーダーライン的に辛い台を紹介していきます。
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ちなみに…甘デジで辛い台とは?
スペックが辛い甘デジを紹介する前に、どんな台が辛い台なのかサラッと説明していくと基本ボーダー以下の台は基本的に辛い台となります。これは定番ですよね。
どんな機種にも言える事ですがボーダーを下回っている釘の台は辛い台になりますね。例え1000円で25回まわっても、ボーダーがそれ以上ならその台は辛いという事に。
逆に20回まわらなくてもボーダーが17回程度なら甘い台になります。そして筆者が一番思うこと、それは基本的にボーダーが高い=辛い台という認識で間違いありません。
ホールとしては「この台はボーダーが高いから良く回るようにしておこう」とはなりません。ボーダーが20の台と23の台を並べて設置しているのなら、おそらく両方とも20前後に調整してくるでしょう。
例外としてはヘソ賞球が5個返しだったりするとボーダーも上がってしまうので、ヘソ賞球の個数が多い台はボーダーが高くてもそこまで辛くない場合もあります。
ですが現在ほとんどの台は3~4個賞球(4個が多め)なので、ボーダーが高い台は辛い台の場合がほとんどです。またボーダーが辛い台は全体的なポテンシャルが低いので、出玉に期待できないケースがほとんど。
ボーダー17回転の台と23回転の台があり、両方ボーダーより+3回転で打つことができる状況ならば、ボーダー17回転の台の方が出玉に期待できると個人的ですが思います。
打つのは控えた方がいいのか?
基本的にボーダー以下の台は避けた方がいいと思いますが、ボーダー以上回っていて期待値が高い台でしたら打つ価値もあるでしょう。
期待値については解析サイトなどで載っているのでその都度調べてみるといいでしょう。ただボーダー以上回っていてもボーダー+1回転などだったら避けた方がおすすめ。
ですので期待値が高いのであれば打つ、というスタイルにしておくのがおすすめです。
甘デジで辛いと思う台を挙げてみた
それでは個人的にも辛いと思う台を4機種ほど紹介していきます。面白いかどうかはひとまず置いておいて、スペック的におススメできない機種なので打つときはよっぽど回る時以外は敬遠した方が良いでしょう。
CRギルティクラウンAA
メ―シーから登場したギルティクラウンの甘デジ。原作アニメファンも多く、演出もそれほど悪い訳では無いのですが打った方の多くが声を揃えて「どうしてこうなった」と言ってしまう結果になった台です。
等価交換のボーダーラインは23.5。出玉の削りしだいではそれ以上になります。この台のパッと見のスペックは確変率60%の良くある確変タイプなのですが、ヘソでの大当たりにかなりクセがあります。
ヘソ当たり確変の内10%の5R確変と40%の5R通常計50%には時短が付きません。確変の10%は潜伏確変となり「REDLINE MODE」という特殊なモードに入るのですが、これは潜伏中であっても抜けてしまう事があるようです。
ちなみに確変中の大当たり確率は1/21.9なのでハマる時は結構はまってしまいます。セグで確認できなかった時は50回転近く様子見が必要になってしまうので、約350個の出玉はあっという間に消えてしまいます。
更に確変中の振り分けの15%は突確となっているので、実質出玉アリの確変大当たりは45%だけ……確変中の通常には時短30回が100%付いてくるとは言え、かなり厳しいスペックになっています。
CRダーカーザンブラック‐黒の契約者‐88ver.
続いて紹介するのはまたしてもメ―シーからダーカーザンブラックの甘デジになります。機種名を見ての通り、この台は一般的な甘デジより大当たり確率が軽く1/88.5の確率で初当りを引くことができます。
確変システムは先ほど紹介したギルティクラウンと同じく、60%の確変タイプとなっており次回までの確変か、ヘソ当たり含めすべての大当たりにも20回の時短が付いてきます。
さらにこの台の売りは甘デジながら電チュー当たりの50%が約1000個の払い出しな事!引き次第では一気にまとまった出玉を得る事が出来ます。しかし……
ここまで聞くと辛いどころか超激甘な台に見えますが、この台のボーダーラインは23.7.出玉が削られると25にもなります。その理由がヘソ当選時に確変を引いた時の振り分け。
なんと確変で次回まで電サポが付く割合は12%となっています。では残りの48%はどうなっているのかというと……20回転の時短の後、そのまま潜伏確変となります。
ちなみに本機の確変中の大当たり確率は1/48.56。40%は通常+確変20回転の時短で引き戻すのはなかなかの難易度になっています。
Pクイーンズブレイド美闘士カーニバル ナナエルVer.
新基準機であるP機から紹介するのは、高尾から登場したPクイーンズブレイド美闘士カーニバル ナナエルVer.です。この台のスペックを見た時、思わず目をゴシゴシこすってしまった人も多いと思います(笑)
P機で設定付きの本機には3段階の設定があり、A・B・Cの三種類なのですが、ホールで使われるのは最低設定のCが多いと思われます。この最低設定Cのボーダーラインは等価でもなんと約31回転。
ハッキリ言ってそんなに回る台は存在しないと思います。ちなみにAとBはそれぞれボーダーが約20と約23なので、そこまで悲観する数字ではないのですが、それでも最高設定で20を切らないのはかなり辛いと言えるでしょう。
本機はST機になっており、ヘソ大当たりの60%でSTに突入し、右打ち中は80%の確率でSTが継続します。ST継続率はAなら63.3%。設定Cだと56.3%になるのですがその割には大当たりの80%が400個程度と少なめ……
20%は1000発近くの払い出しがあるものの、20%の通常(時短20回)もあるのでボーダーを見てもわかる通りかなり厳しいスペックになっています。
CRFエルドラ
最後に紹介するのはSANKYOから登場したエルドラです。大当たり確率は1/99で1回の電サポに全てをかけるタイプの機種になっており、電チュー入賞時の振り分けは60%が確変、40%が通常なのですが全ての大当たりが15Rで2000発以上の払い出しがあります。
即通常を引いたとしても2000発ほどは保証されている大量獲得機……なのですが、甘デジでこのスペックを再現するにはやはりかなりキツイ仕様が必要になってしまったようです。
ヘソ大当たりは全て500個ほどの出玉となっていますが、その内右打ちに行く振り分けは何と11%のみ!のこりの89%は即通常へと戻されてしまいます。
この甘デジ史上最高に尖ったスペックと言っても過言ではない本機ですが、出玉に極振りした結果ボーダーにしわ寄せが行ってしまっています。
確かに出る時は一気に1万発も射程圏内。しかしそのボーダーは等価で約25とかなり辛い台です。
まとめ
ここまで甘デジの辛い台について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?パチンコはボーダーが命であり、甘デジもそこは変わらないのでボーダーをしっかり意識した立ち回りが必要です。
これからは設定付きのP機が増えてきてさらにボーダーはややこしくなると思いますが、極力設定1のボーダーラインを目安にしてボーダーラインを超えている台を打つようにしましょう。