年々ド派手な演出が増えてきたパチンコ業界。キュインキュイン鳴り響くのはもちろん、役物がガッシャンガッシャン落ちて来たりボタンが飛び出したり上から頭がにょきにょきはえて来たりその演出は多種多様です。
以上なほど打ち手を煽りますよね(笑)それがパチンコの面白いところでもあったりするのですが、一番嬉しい瞬間はやはり「大当たり」の時でしょう。誰だって早く大当たりは来て欲しいですよね。
ではどうしてこのような大当たりが来るのでしょうか?パチンコが好きならば、仕組みなど知っておきたいですよね。そこで今回は大当たりの仕組みについてご紹介していきます。
パチンコの大当たりの仕組みについて
大当たりの仕組みは様々なサイトで公開されています。専門的な用語なども書かれており「少し難しい…」と思っている人もいると思いますが、実はすごく単純なシステムです。
大当たりの仕組み、それはスタートチャッカーに玉が入った瞬間に全て決まっているんです!スタートチャッカーとは主に中央にある、玉が入ったら演出が開始される所ですね。
玉がスタートチャッカーに入るごとに「ハズレ」「ハズレ」「当たり」など毎回大当たりかどうかの判定を行っています。パチンコ台の中には基盤がありそこで毎回乱数を数えています。
乱数とはランダムな数字のことです。例えば100個のボールが入っている大きな箱がありました。ボールには1~100まで数字が書かれています。5番を取ったら大当たりとしましょう。
数字が見えない状態で1個ボールを取りました。取ったボールに書かれている数字は「何番?」となりますよね。ココで5番を取ったら見事大当たりですし、11番などを取ってしまったら「ハズレ」となる訳です。
いうなればくじ引きみたいなものですね。この一連の流れがスタートチャッカーに入った瞬間に行われています。そして当たりの乱数を引くと今度はどのような演出で当たるかを選びます。
分かりやすい海物語で例えるなら、当たりの乱数を引いた場合70%は魚群演出・30%がノーマルリーチなどのそれ以外といった感じでしょうか。
1番分かりやすい例えならやっぱりスロットのジャグラーや沖スロですね!レバーを叩いた瞬間に当たりかハズレが確定する。これと同じことがスタートチャッカーに入った瞬間行われているという訳です。
なので当たりを予告する先読み演出などが色々な台で採用されていますね。もちろん理由は「スタートチャッカーに入った時に当たるか決まっているから」です。
もしこれがスタートチャッカーに入った瞬間ではなく、該当保留が消化される瞬間に抽選されていたのであれば、先読み予告や保留変化の仕様は不可能になってしまいます。
また余談ですが乱数が「ソフト乱数」と「ハード乱数」と種類があります。これを知っても何の意味もないとは思いますが書いてみました。
激アツリーチがハズレても単なる演出
魚群が外れた!四大予告が出たのに外れた!今のリーチは惜しかった!激熱リーチが外れるといろいろな思いが頭を過りますが、これも冷めた目で見てみれば最初からハズレと決まっていた演出になります。
パチンコ台の中にある基盤でハズレを引いて、その先の分岐でたまたま激熱や群予告の乱数を引いた。ただそれだけの話です。なんでわざとこんな演出が起きるのか?それは激熱リーチが毎回大当たりすると面白くないからです。
激熱リーチが来る=当たるかどうか分からないのでドキドキする、という高揚感が高まってくるでしょう。しかしこれが激アツリーチが来る=常に大当たりになると面白みが減りますよね。
当然ハズレの時にそのような激熱演出が起こる可能性は低いので、ある意味レアな乱数を引いた事になりますが…当たり乱数の時の群予告70%を引いたか、ハズレ乱数の時の群予告0.1%を引いたか。
そんな感じでしょうか。考えていると悲しくなるのであまり考えたくはありませんね(笑)
昔は大当たりが狙えた時代もある
乱数というのは周期があり、ぐるぐると回り続けている所を拾う…というようなイメージですが、昔はこの大当たり乱数を狙うことも可能だった時代がありました。
ちょっと古臭い話しになりますが、1993年頃は周期を狙って当たりを引ける台が結構あったりしました。今では御法度となっている体感器を使ったりして周期を狙うのです。(体感機をつかうことは窃盗罪になります)
その中でも断トツで有名なのがエスケープ2という台!ある意味名機として有名で、当時パチンコ屋へ通っていた方なら誰でも知っているレベルだったと思います(笑)
<参考動画>
約2.24秒ごとに大当たりの周期があり知っている方なら体感器を使って狙い打っていた人も多かったでしょう。では今でもこのように大当たり周期を狙って攻略ができるのでしょうか?
答えはノーです。ですが今は技術も進歩しており、このように大当たり乱数を狙うようなことができません。一周期が0.05秒以内と言われており、人間では狙うことができない速さになっているからです。
また、すこし周期とは違いますが最近の台で言うと、蒼穹のファフナーが有名ですね。(最近といっても10年程前ですが)
この台はデジタルが揃うと羽根が開きV入賞すれば大当たりという、犬夜叉やうしおととらに似た感じの台でした。
あるタイミングで玉を発射すると高確率でSPルート(1/2)へ行き、確変中は10回のチャンスがあるので上手い人であれば永遠に連チャン出来ました。
その為ホールからはあっという間に姿を消してしまいましたが…1週間で100万以上荒稼ぎしたひとも結構いたようです。私もあのピピピピッピッピッピッという羽根が開く音が忘れられません(笑)
大当たりかどうかは打ち手の引き
これはパチンコ・パチスロどちらにも関わらず良くある事なのですが、自分がやめた後に座った人が即当ててしまう現象!何なんでしょうねアレは…見るたびに「もう少し回しておけばよかった」と後悔してしまいます。
ですが実際その当たりはその人の引きが強かっただけで、もし自分が続けて打っていたとしても当たったとは限りません。パチンコ・スロットは完全抽選なので毎回が一発勝負のようなもの。
後者がたまたま当たりの乱数を引いただけだと諦めましょう。またパチンコやスロットは打ち手が変わると、入賞のタイミングも変化します。
例えばパチンコでは、保留玉によるストップボタンを止めるタイミング、ストロークの強弱による玉の動きなども人によって違いますので、乱数の結果は人それぞれ違うのです。
もちろん休憩を挟めばまたタイミングは変わりますし、結局は打ち手の「引き」が結果に左右されるということです。つまり、打っていて止めた台が大当たりしたのは、悔しがる必要は全くありません。
但し特別な場合を除き、パチスロについてはちょっと違いがあります。パチスロは設定がありますので、打っていた台が高設定だった場合は残念!と思っても仕方ないでしょう。
またゾーンや天井などがあるパチスロ機は、引きの部分ではカバーできない部分もあるのです。その点だけは注意して止めるようにしましょう。
オカルトの仕組みを身に着けない
最後に、今現在パチンコに大当たりのチャンスゾーンや周期などは存在しません。もし聞いたとしてもそれはオカルトです。「〇〇回転まではチャンスゾーンだからあまり回らないけど頑張って回そう」
こんな風に考えていると損をするだけです。乱数調整も出来なくなった今私たちにできるのはひたすら回る台を探す事だけ!
パチンコを打つなら良く回る台を打って1回でも多く乱数の抽選を受ける事を考えましょう。結局は回る台を打たないと勝てないのです。
まとめ
パチンコの大当たりの仕組みについてまとめてみました。基本はヘソに玉が入った瞬間にすべてが確定していますので、演出が大当たりを決めているという訳ではありません。
大当たり乱数を引けば大当たり、ハズレの場合はハズレと単純です。ただ、昔はリーチがかかった時に大当たり判定を行う機種もありましたが、今ではそのような機種はありません。
ですので熱い演出なども演出が起る前からすべて決まっているのです。外れてもハズレを引いただけです。また打っていた台が他人に当てられても悔しがる必要はありません。
大当たり周期というのは狙うことができませんので、人が変わると違った結果となります。なのでじぶんが打っていても当たるとは限らないのです。