パチスロを楽しむときに必要不可欠なのがメダル。メダルが無いとパチンコ屋でパチスロを打つことは出来ません。他店舗から持ち込み…なんて馬鹿な事は考えないようにしましょう。
持ち出しをすると窃盗罪ですので…それはさておき、パチスロでは「サンド」という機械があります。結論から申し上げますと、メダルを貸し出してくれる機械が「サンド」と呼ばれています。
しかし現在ではこのサンドにも様々な種類があったり、これまでに色んな進化を遂げてきたことはご存知でしょうか?今回はそんなサンドの歴史や種類について紹介していきます。
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パチスロでサンドはどこにある?
パチスロのサンドは基本的に設置機種の右側に設置されています。今時のサンドは1000円札・2000円札・5000円札・10000円札と4つ全ての紙幣に対応しているケースがほとんどです。
1000円札を入れると1000円分のメダルが、2000円か5000円札か10000円札を入れた場合は1000円分のメダルだけ払い出され、残りはサンドの中にストックされます。
連続して遊びたい場合はサンドについている「貸し出しボタン」を押すと、スロットの場合(20スロ)ですと再び1000円分のメダルが貸し出され、台移動や遊戯を中止したい時は「返却ボタン」を押します。
「返却ボタン」を押すとコインかカードが出てくるので、それを店内にある精算機に入れ残高を現金化してください。残高が残ったカードはそのまま持って帰るのではなく、現金に換えて下さい。
パチンコも含めパーソナル機などは計測された玉数がカードに入り、そのカードをカウンターに持って行って景品と交換するのですがこの場合ほとんどが当日限りの交換となっています。(会員カードの貯玉は持越し出来る)
ですがサンドに入れて残高が残っているカードは、そのまま翌日に持ち越しても使える事がほとんどです。(少なくとも私が今まで行った店舗では全て翌日以降も使えました)
ただし場合によって翌日以降は玉やメダルに交換は出来ても、現金に帰る事が出来ない場合もあるので気をつけましょう。(現金に換えることが出来ない可能性は高いです)
サンド利用時に注意したい点
サンドの位置は着席した右側ですので、間違って台の左側のサンドにお金を入れてしまうと当然隣の台にメダルが補充されてしまうので気をつけましょう。
さすがにそんな奴いないでしょ(笑)と思うかもしれませんが、パチスロ初心者だった頃に経験がある人もいるのではないでしょうか?私もその経験がある一人です。
過去にパチンコですが、初心者の頃に左のサンドに入れて貸し出しボタンを押しても玉が出てこないので焦った事があります(笑)店員さんを呼んでしまっているので迷惑をかけてしまいましたね。
現在のサンドは高機能になっている
このようなサンドですが実は昔よりも現在ではかなり進化しており、サンドも高機能になっていますので現在のホールで良く見かけるサンドの機能についてご紹介したいと思います。
会員カードを挿入して再プレイ
残高の残ったカードを挿入すれば簡単に台移動が出来るのはもちろん、会員カードを作っておけば貯メダルしたメダルをボタン一つで再プレイする事も可能です。
今では大手チェーン店であればほとんどのホールで利用できるこの機能。パチンコ・パチスロには換金差があり、例えば50枚1000円で借りても特殊景品から現金に交換する際には56枚のメダルが必要になったりします。
つまり10000円だと560枚のメダルが必要になり、60枚多くメダルを払わなければいけません。ですがメダルを「貯メダル」しておけば、500枚預けたなら手数料無しで500枚払い出され、一度現金に変えてから遊戯した時よりうんとお得になります。
一昔前は一定枚数を超えると手数料が取られたりしたのですが、手数料を取る事が禁止されたため会員カードの再プレイを使えば実質等価で打っているのと同じ様に遊戯する事が可能です。
ただし最近は大手チェーン店であっても、一日に下せる上限枚数が決まっていたりする店も結構あるので、その辺りの情報はしっかり調べておきましょう。
パーソナルシステム機能付き
今やパチンコではおなじみとなったパーソナルシステム。特に都会ではもう箱を積んでいるホールの方が少ないのではないでしょうか?
ではスロットコーナーにもパーソナルシステムが普及しているのかというと、実はまだそれほど普及しておらず未だに箱を使っている店がほとんどです。
パチンコのパーソナルに対して、パチスロのパーソナルが普及しない理由は「面倒」だと思われます。以前私の住んでいる地域にも1店舗だけパーソナルシステムを導入していた店がありました。
下皿からメダルを取って、それを計測機の中に少しづつ入れて計測するものでした。パーソナルのサンドを使った感想としては「これ必要?」と言うのが本音でした。
確かにパチンコと同じように今現在持ちメダルが何枚なるのかハッキリわかり便利と言えば便利なのですが、会員カードを作っていれば余り玉は貯玉されますしそこまでピッタリにする必要も感じません。
もしパチンコと同じように下皿から直接機械へ流せるシステムなら便利で普及したと思うのですが、そういう訳にもいかないので今後パーソナルシステムが普及するかは疑問です。
ですがパーソナルシステムを採用している店もあるので、一度どんな感じか気になった方は試してみてはいかがでしょうか?個人的には箱にメダルを詰めて積んでいくまでがパチスロの楽しみなので今のままでも良いような気もします。
<詳細>
パチスロ・パチンコでパーソナルシステムとはどんな機能?
他にまだまだ高機能のサンドも存在
最近ではお客だけに親切な訳では無く、サンドの上部にあるLEDライトの色でメダルサンドの状況が分かったり、ICカードのストック数が把握出来たりと店員にとってもありがたいシステムが付いていたりもします。
これらのシステムのおかげで店員がサンドの状況を把握でき、前もって補給する事が容易になるので今までのように打ち手である私たちがメダル切れで店員を呼び補給してもらったりする機会も減りました。
また中には周辺機器と連動する事によって、台の差枚数などの情報を上部液晶に表示させる事も可能なサンドも登場しました。サンドはまだまだこれからも進化しそうな予感もします。
昔のサンドは凄くシンプルだった
今はサンドにお金を入れて貸し出しボタンを押すと、ほとんどの場合はそのまま右側のサンドから下皿にジャラジャラとメダルが出てくると思います。
ですがこれは比較的最近になっての話しで、まず一昔前のサンドは1000円札しか使用できませんでした。今でも全紙幣に対応しているサンドなのに両替機を設置している店があるのは、その頃のなごりもあるかもしれません。
またサンドがパチスロ1台づつに設置されている訳では無く、パチスロ機2台にサンドが1台という店も結構ありました。隣の台で遊戯している人と1台のサンドを共有する事になるので、もちろん今のように自分の台の下皿へ自動でメダルが貸し出される仕組みもありません。
1000円札を入れると50枚のメダルがサンドの下皿に払い出され、それを取って自分の下皿に移し変えるのが基本でした。
さらに当時のサンドを知っている方なら分かってもらえると思うのですが、昔のサンドは今のサンドよりも遥かに反応が悪く1000円札を入れては読み込まず返却。
縦に折り曲げてみたり裏返して入れてみたりと諡号錯誤した事もかなりありました。あまりに反応が悪すぎると店員を呼ぶのですが、呼ばれた店員も同じようにお札を折り曲げたりしていた事を覚えています(笑)
こうしてもたもたしていると隣の台を打っている人もメダルが無くなり、サンドを使用するための順番待ちなんて事もしばしば……さすがにそんな時は気まずくメダルが払い出されたらそそくさと下皿へ移し変えました。
そう考えると今のサンドは全紙幣が使えて、残りはカードやコインとして持ち運べるのでかなり快適になったと言えます。
メダルサンドが無い時代も
おそらく今パチスロを打っていてインターネットを使いこの記事を読んでいる若い方は、メダルサンドが無い時代を知らないと思います。かなり昔の時代になりますので…。
私も打ち始めた頃には既に旧タイプですがメダルサンドが普及しており、1000円札をサンドに入れるだけでメダルが50枚自動で貸し出しされていました。
ではサンドが無い時代はいったいどうやってメダルを貸し出ししていたのか。そもそもサンドが無い時代なんてあったのか?時代をさかのぼっていくと……やはり初期にサンドは存在していませんでした。
昔はカウンターまで行ってビニール包装のメダルを購入し、それで遊戯していたようです。コンビニやスーパーのレジで小銭を補充する時に見かける感じの束ですね。
現在も台湾のパチンコ店では似たようなシステムが多かったと思います。
家スロの向けのサンドも販売している
家スロを所持している方の中にはゲームセンターのように、メダルを使わずボタン一つでクレジットがたまるタイプを使用している方も多いと思います。
ですがやはりパチスロはメダルを入れてリールを回し、ボーナスを引けば下皿にメダルが払い出されるのが醍醐味。そのためあえて便利なゲームセンターのようなタイプではなく、メダルを購入してホールと同じように楽しむ方も少なくありません。
そしてさらに本格的なホールを再現したくてサンドまで購入する方も!実際にお金を入れてメダルの貸し出しを行います。もちろん家スロなのでどれだけハマろうと入れたお金は後で回収可能なので安心です(笑)
気になるサンドのお値段なのですが、1本当たり10000円程度から販売されているので、お金を入れて遊戯する本格的なホールの気分を味わいたい方にはおススメかもしれません。
まとめ
ここまでサンドについて紹介してきましたが、やはり時代の流れと共にパチスロ台と同じく、メダルサンドも大幅に進化しています。昔に比べると遊技スタイルについてはかなり快適になったと思われます。
今の時代にカウンターまで行ってお金を払いメダルを借りるなんて、めんどくさすぎてパチスロを打つ人がいなくなってしまいそうですね。
今は全紙幣対応で自分の下皿へ貸し出されるのがデフォルトとなっていますが、今後もっと進化したサンドが登場してくるでしょう。
パチスロ自体の進化も楽しみですがそれを支えるサンドの進化にも要注目です。